2009年11月12日

ハダカイワシの生態

体は左右にやや平たく、ニシンなどに近い体型を持つ。脂鰭(あぶらびれ)をもつ。口は通常大きめで、体の正面を向く

。目は大きい。鱗がはがれやすく、網などで獲れたものは船上に上げられた時にほとんど鱗のない状態になっているため

「ハダカイワシ(裸鰯)」の名がある。体色は主に黒から褐色。大きさは、3cm以下の小型の種からトンガリハダカ

Nannobrachium nigrumのように20cmを超えるものまでいるが、全体としては10cm以下の種が多い。

1種を除いて体の表面に発光器を持ち、英名lanternfish(ランタン魚)もこれに由来する。発光器は、群れや繁殖時のペ

アを作る際の目印、捕食者の目から自身のシルエットを見えにくくする保護色などに使われているとされる。また、目の

前方に大きな発光器を持つ種があり、餌の探査に使うのではないかと言われている。

両極周辺から赤道まで世界中の海に分布する。全ての種が、沖合の中層から海底近くの深い海に生息する。深海魚として

有名であるが、ほとんどの種で、夜間はかなり浅い水深にまで浮上する日周鉛直移動を行うことが知られている。この鉛

直移動の距離は、水深にして、数100mから種によっては1500mにも及ぶ。餌は主に動物プランクトンである。

生態系の中での役割
イワシ類などと同様に、外洋の食物連鎖の中では比較的下位に位置し、プランクトンの持つ栄養をより高次の消費者へと

渡す役割を果たす。資源量は非常に大きく、マグロ・カジキ・サメなどの大型魚類やイカ類、ペンギンなどの鳥類、クジ

ラなど海棲哺乳類の重要な餌となっている。また、表層近くで作り出されたエネルギーを日周鉛直移動によって深海へと

運ぶ役割も果たしていると言われる。

資源量は多いものの、ハダカイワシを主な対象とした漁業は世界的にもほとんど行われていない。食用としての利用も一

般的ではないが、地方によっては焼き魚、唐揚げ、練り製品の原料などとして食用とされることもある。ただし、脂質と

して、ヒトの消化器官では吸収できないワックス類を含む種が多く、多食すると下痢をする可能性が考えられるので注意

が必要である。少量であれば、通常は問題ないと思われる。

ハダカ「イワシ」と呼ばれるものの、イワシの仲間との分類学上の類縁関係はなく、同じハダカイワシ目に含められるソ

トオリイワシ科が最も近い。古くはヒメ目と同じ仲間とされていたが、現在では別のグループとされている。ハダカイワ

シ目のうち、これまでで最も古い化石は白亜紀後期の地層から知られている。ハダカイワシ科は30を超える属、250近くの

種からなる大きなグループで、種の判別には、他の魚種で分類に用いる形質のほか、発光器の数・位置・大きさなどが重

要な手がかりとなる。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

昼間は水深300~600m程度の深みで過ごし全長で20cm前後にまでになるようです。

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